院内設備
DPOAE
歪成分耳音響放射検査
正常の内耳からは絶えず小さな音が放射されており、これは耳音響放射(OAE: Oto Acoustic Emissions)と呼ばれています。聴覚に何らかの異常があるとOAEの出力レベルは減少、または検出されなくなります。歪成分耳音響放射検査(DPOAE: Distortion Product Oto Acoustic Emissions)は内耳から発生する音響放射(OAE)を測定するための装置で、客観的に内耳機能を評価することができます。そのため歪成分耳音響放射検査は他の聴力検査(自覚的検査)が困難な新生児や幼児の聴力検査、突発性難聴など内耳性難聴の早期発見に有効です。当院では内耳機能のより詳細な検査を行うため歪成分耳音響放射検査の機器を導入し診療に活用しています。当日検査可能。聴力検査のできない乳幼児から可能です。当日検査。痛くない検査です。
検査法:耳にイヤホン(測定用プローブ)を挿入後、12秒で測定が完了します。耳あかや滲出性中耳炎、鼓室硬化などの伝音性難聴があると正確な検査は出来ません。診察にて外耳や中耳の状態を確認した上でOAE検査を行います。耳音響放射検査(DPOAE)をご希望の方はお気軽にご相談ください。