院内設備
単純レントゲン・CT
単純レントゲン・CT
高解像度・低被ばくが特徴のコーンビームCTを導入しております。
当日すぐに撮影することができ、検査時間は約1-2分です。また、検査結果も診察室ですぐに確認することができますので治療方針の決定や治療の効果判定に役立ちます。
被ばく線量も一般的なCTの1/8以下と低被ばくのため、安心して検査をうけて頂けます。
副鼻腔炎の診断には最適です。他にも鼻骨骨折、顔面骨骨折、中耳炎、伝音性難聴、唾石症などの診断にもちいられます。
「二次元のレントゲン撮影」と「三次元撮影が可能なCT」とでは、得られる情報が大きく違います。
情報が多ければ、より精度の高い診断が可能になります。
もちろん不要なCT撮影はする必要はありませんが、仕事で忙しい等なかなか病院に来れない方は、今すぐにCT撮影をして「より詳しい診療を受けたい」という場合もあろうかと思います。
CT撮影依頼の紹介状を書いて、またその紹介先で、というような不便を解消し、素早くその場で、よりレベルの高い診療をご提供出来るよう、当クリニックでは耳鼻科用CTを導入しております。
CT撮影に予約は不要ですので、診察時にご相談ください。
※頭部領域のみです。頚部より尾側の撮影はできません。
単純XPも撮影が可能です。
Co2レーザー
下甲介粘膜焼灼術
◆どのような治療をおこないますか
炭酸ガスレーザーは高エネルギーで低侵襲という特徴があります。この特性を利用して鼻粘膜を焼灼してアレルギー性鼻炎などによる鼻づまりを解消する手術です。いわゆる鼻のレーザー手術です。人により異なりますが、効果は6か月~1年くらいです。
◆どんな人に良い治療ですか
通年性のアレルギー性鼻炎で薬が手放せないかた。鼻づまりや花粉症などのアレルギー性鼻炎のかた。
診察後に適応がある場合に手術を行います。どなたでも手術ができるというわけではありませんが、どうぞお気軽にご相談ください。
◆当日でも手術をしてもらえますか
混雑していない場合は可能です。お鼻の状態によりますので、診察後判断させていただいております。
◆診察の流れを教えてください
当日手術:混んでいない場合。時間をあけて当日再度ご来院ください。診察時にお時間をお伝えします。目安時間 午前診察→11:30。午後診察→18:00。混雑時は当日の手術はやむなくお断りする場合があります。
後日手術:前日までに診察させていただき、ご説明いたします。この日は手術だけですので、ご都合の良い時間にご自身で予約をおとりください(当院ホームページから)。その後耳鼻科までお電話ください。予約の30分前までにご来院ください(局所麻酔をかけるお時間があるため)。
手術の流れ:麻酔液のしみ込んだガーゼを鼻の中に入れて局所麻酔をおこないます。内視鏡を用いて、鼻の粘膜をレーザーで焼灼(10~30分程度)します。当日はデスクワークなどは問題ないですが、力仕事・運動・飲酒などはお控えください。
◆術後について
術後は、かさぶたや鼻汁で鼻が詰まったり微量の出血があることがあります。経過をみさせていただきますので、できましたら術後1~2週間後に1回程度の通院をお願いします。かさぶたが取れれば、すっきりとした鼻の状態になります。傷の治りが遅い方もいますので、完治まで2~6週間程度かかることがあります。効果が出てくるのは4~8週間後です。その後おおむね6か月~1年半効果が持続します。
内視鏡・聴力検査 など
待合室
高周波ラジオ波メス
エルマンサージトロンDual EMC
◆どのような治療をおこないますか
組織に対してより小さい抵抗力で作用し微細性に優れた切開が可能です。
◆どのような人によい治療ですか
鼻出血の止血。口腔内や鼻腔・耳周囲の小腫瘤の切除。唾石の摘出の治療などに使用します。なお、鼻出血の止血はクロムによる止血も行っているため、症状により判断します。
◆当日の流れを教えてください。
鼻出血の止血は、局所麻酔ののちに処置します。それ以外の症状のかたは診療時にご相談ください。後日もしくは当日時間をあけてにご来院いただく場合があります。
DPOAE
歪成分耳音響放射検査
正常の内耳からは絶えず小さな音が放射されており、これは耳音響放射(OAE: Oto Acoustic Emissions)と呼ばれています。聴覚に何らかの異常があるとOAEの出力レベルは減少、または検出されなくなります。歪成分耳音響放射検査(DPOAE: Distortion Product Oto Acoustic Emissions)は内耳から発生する音響放射(OAE)を測定するための装置で、客観的に内耳機能を評価することができます。そのため歪成分耳音響放射検査は他の聴力検査(自覚的検査)が困難な新生児や幼児の聴力検査、突発性難聴など内耳性難聴の早期発見に有効です。当院では内耳機能のより詳細な検査を行うため歪成分耳音響放射検査の機器を導入し診療に活用しています。当日検査可能。聴力検査のできない乳幼児から可能です。当日検査。痛くない検査です。
検査法:耳にイヤホン(測定用プローブ)を挿入後、12秒で測定が完了します。耳あかや滲出性中耳炎、鼓室硬化などの伝音性難聴があると正確な検査は出来ません。診察にて外耳や中耳の状態を確認した上でOAE検査を行います。耳音響放射検査(DPOAE)をご希望の方はお気軽にご相談ください。